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【9割が辞める】YouTubeの厳しい現実

それではまず初めに触れたいのは、YouTubeの冒険は持続することが非常に難しいという点です。この事実は、すでにチャンネルを運営している人たちにはよく知られているかもしれません。YouTubeの世界は、持続することが特に難しいという特徴を持っています。具体的にはどれくらい難しいのでしょうか。良い結果を出せない人が辞めるのは自明の理ですが、実は成功している人たちの中にも、続けることが困難で辞めたくなる人が少なくありません。例えば、今年も登録者数が100万人を超えるトップのYouTuberでさえも、長期間にわたりチャンネルを休止しているケースが目立ちます。そして、当然ながら、チャンネルを開始しても全く登録者や再生数が増えなかった人たちは途中で辞めてしまっています。僕の個別相談のセッションでも、多くの質問や相談が毎日寄せられますが、感じるところとしては、結果が出なくて辞める人は約50%、結果が出ていても続けられずに辞めてしまう人は30%から40%ほどいるようです。つまり、大体の人々、約9割の人が途中で辞めてしまっており、残りの1割の人たちが頑張って続けて成功を収めているというのが現状です。それなので、YouTubeで成功を収め、収益を得たい、人気チャンネルになりたいと考えている人は、最初にどうやって続けることができるのか、という点を真剣に考える必要があります。YouTubeの厳しい現実とは、多くの人が途中で挫折し辞めてしまうという事実です。そして、続けるために必要な工夫やコツを知らないままに、モチベーション高く毎日投稿したり、1本の動画作成に何時間もかけたりしていると、結果として1年以内に辞めてしまうことにつながるわけです。だからこそ、続ける方法を最初に考え、適切なプランニングをすることが非常に重要なのです。また逆に、YouTubeは長期間続けられると、チャンネル運営において有利になる点も理解しておくべきです。YouTubeの世界では、ジャンルによっても違いはありますが、基本的には長期間安定して続けているチャンネルは、競争という観点では有利になりやすいのです。その理由は、冒頭でも話したように、周囲の人々が続けられずに辞めてしまうため、続けているだけでライバルが減り、視聴者からの信頼も得られやすくなるからです。実際、YouTubeの攻略系のチャンネルは多いですが、この1〜2年の間で、1ヶ月以上更新が止まっているチャンネルが多く見受けられます。本当にずっと続けているチャンネルは、2、3チャンネルくらいで、他の多くのチャンネルは休止してしまったり、再生数や登録者数が伸びずに途中で辞めてしまっています。こういった状況下で、逆に続けていることが視聴者からの信頼感につながり、登録者数や再生数も増えていくのがYouTubeの世界です。現在、登録者数が10万人や100万人といった人気チャンネルも、短期間で急成長したチャンネルは非常に少ないのが実情です。早い人でも、10年以上前から活動している今トップの人気チャンネルは、5年以上続けているチャンネルがほとんどで、それだけ長く続けることで、登録者数も再生数も増えていきやすく、周囲との競争に勝つことも可能になります。ですので、これからYouTubeを始めようと思っている人や、来年からYouTubeに注力しようと思っている人は、まずは長期間続けるという前提で頑張ることが重要です。また、成功していても続けられない人も多くいます。登録者や再生数が伸びていたけど続けられずに辞めてしまったチャンネルを見つけたら、そのジャンルでチャンネルを始めることも良い選択肢です。皆が挫折してしまったジャンルで、新たなチャンネルを始めてみるのも面白いかもしれません。これから始めようと思っている人は、この続けるという強みを活かして頑張ってみてください。

それでは、YouTube運営を1年間続けるためのコツについて、詳しくお話ししていきたいと思います。今回は3つのポイントを紹介します。まず1つ目のポイントは、「登録者1000人到達までの厳しい現実を受け入れる」ことです。YouTubeの運営を開始すると、最初の段階では多くの困難が立ちはだかります。特に登録者数が1000人に到達し、広告収益化が始まるまでの期間は、心理的、また体力的にも非常に厳しいものとなります。動画の制作が思うように進まない、設定の仕方がわからず時間がかかる、投稿した動画が全く再生されないといった様々な困難が続出します。しかし、これはほとんどのYouTuberが通る道であり、この厳しい現実を受け入れ、乗り越えることで、1年間の運営という目標に大きく近づくことができます。実際に動画を投稿し始めてから1~2ヶ月経たないと、登録者が増えてくることは稀です。しかし、質の高い動画を制作し続けることで、徐々に評価されるようになり、登録者数も増えてきます。このため、最初のしんどい月日を乗り越え、動画の質を高め、安定して投稿を続けることが重要となります。僕自身、この時期は週1、2回の投稿を目標とし、動画の完成度よりも、企画やタイトル、サムネイルに力を入れてきました。最初からうまくいく人はいませんが、長期的に考え、しんどい時期を乗り越えることが大切です。

2つ目のポイントは、「動画のフォーマットをある程度統一する」ことです。YouTubeでは、1本1本の動画制作に多くの時間と労力が必要です。特に動画制作に慣れていない初期の頃は、週に1、2回の投稿を目指しても、時間が足りずに困難を感じることが多いでしょう。そこで、動画の基本的なフォーマット、例えば動画の長さ、オープニング、BGM、効果音、エンディングなどをある程度統一することで、制作の効率化を図ることができます。毎回の動画で形式を変えるのは時間と労力がかかりますので、基本的なフォーマットを固め、可能な限り作業量を減らすことを心がけると良いでしょう。サムネイルやタイトルについても、同様にある程度のテイストや構図を統一し、効率化を図ることが重要です。僕自身も、この方法で初期の頃の動画制作の作業量を減らし、効率化を図ってきました。

そして、3つ目のポイントは、「動画制作の各工程を効率化する」ことです。安定して動画を投稿するためには、少しずつ作業に慣れ、各工程の効率化を図っていくことが重要です。まずは、自分がどの工程にどれくらいの時間をかけているのかを把握し、一番時間がかかっている工程から順に効率化を図っていくと良いでしょう。例えば、企画の考案、台本作成、撮影・編集、タイトル・サムネイル作成、アップロード作業など、それぞれの工程でどれくらいの時間がかかっているのかを把握し、効率化を図ることで、全体の動画制作時間を短縮することができます。動画制作において時間がかかる部分を効率化し、労力を減らしていくことで、動画投稿を続けることが楽になり、登録者1000人を超えると、さらに精神的にも楽になります。最初は大変でも、このような努力を続けることで、1年間、2年間とYouTube運営を続けることが可能になるでしょう。ぜひ、これらのポイントを参考にして、YouTube運営を続けてみてください。